講座概要
労働組合として、メンタル不調となった組合員のサポートをすることにより、メンタル不調を起因とした休職や退職を未然に防ぐことは強化していきたい活動の1つだと思います。実際に会社ではなかなか細かいサポートまでできない現状がある中で、身近な組合員同士だからできるサポートもあると思います。
ただ、メンタル不調者のサポートをする側がメンタル不調になってしまっては本末転倒ですし、不調者のサポートもできません。自らのメンタルを整えながら仲間のメンタル不調に対してできる事を研修を通じて実践的に学んでいただきます。
よくあるお悩み
- 相談に乗ることが多いが自分が結構きつくなってしまうのをどうしてよいかわからない
- きっとメンタル不調だと思っていたが、なかなか声をかけられずにいたら急に退職してしまった
- そもそもメンタル不調者と接するのが、何かしてはいけないことをやってしまいそうで怖い
研修の特徴
- 仲間がメンタル不調に陥いっていそうな時の対応と、メンタル不調になってしまってから、復職時の注意点を学べます。
- 集合研修であれば少人数(2人~3人)で意見交換をしながら学びを深めます。オンラインは、チャットなどを使用して意見共有しながらも進められますし、共有をしない場合も個人ワークを行い、自分事化しながら学びを深めますので実践的ですぐに使える学びが多くあります。
カリキュラム案
1 |
アイスブレーク 講師自己紹介/心と身体は繋がっていることを意識した心と身体のケア |
講義 ペアワーク |
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2 |
メンタル不調の2つの大きな兆候 リズムの乱れ/内にためこむ |
講義 ペアワーク |
3 |
自分がメンタル不調にならないための予防法と対処法 リズムよく生活する:睡眠のリズムの整え方/情動発散によるリズムリセット/区切りをつけていく重要性 外向き言動をする:誰かに相談する/小さな目標を立てる/自己肯定感を上げる |
講義 ペアワーク |
4 |
仲間がメンタル不調かなと思った時の声かけ法 1対1で会話する重要性/相手を不調ときめるけないことの重要性/相手のペースで相談に乗る重要性 |
講義 ペアワーク |
5 |
相談に乗る時の傾聴方法 うなずきながら聴く/相手のリズムで話を聴く/途中で口を挟まない |
講義 ペアワーク |
6 |
相談を受ける側として気をつけたいこと 「依存関係」にならないように注意/時間をコントロールする/解決は相談相手がするものという意識を持つ |
講義 ペアワーク |
参加者の声
- ペアワークが多くリラックスしながら楽しく学ぶことができたので、しっかり頭に入ったし集中して聞く事ができた
- メンタルヘルスは難しい分野と敬遠がちだったが、ポイントの説明が明瞭でイメージがはっきりついて自分にも対処できそうだと感じた
- 仲間のメンタルヘルスもさることながら自分のメンタルヘルスに関しても学べてとても有意義であった