新任職場委員に何を学んでもらう?おすすめ研修12選を4つのテーマ別に紹介

2026.09.01 

 

「新任の職場委員に、まず何を学んでもらえばいい?」

「組合や職場委員の役割を説明するだけで、実際の活動につながるだろうか」

「組合員への声かけや職場集会の進め方など、実践的なことも身に付けてもらいたい」

 

新任職場委員の育成にあたって、このような悩みを抱える組合もあるのではないでしょうか。

 

新任職場委員研修では、組合や職場委員の役割について学ぶだけでなく、実際の活動を見据えて研修内容を考えることが大切です。

この記事では、新任職場委員の研修で押さえておきたい内容を4つのテーマに分け、おすすめの研修をご紹介します。

 

 

1. 新任職場委員の研修で押さえておきたい4つのテーマ

 

新任職場委員に必要な研修内容は、組合の活動内容や、職場委員にどのような役割を期待するかによって異なります。まずは、「新任職場委員に何を学んでもらいたいか」を整理するところから考えてみましょう。

職場委員には、組合や自分の役割を理解するだけでなく、実際の活動の中で、組合員に声をかける、話を聴く、職場集会を進める、ほかの役員と連携するといった力も求められます。

そのため、新任職場委員の研修では、「知識を身に付ける」だけでなく、「職場で活動するために必要な力を身に付ける」視点も大切です。

この記事では、研修テーマを次の4つに分けてご紹介します。

 
  • ・組合と職場委員の役割を知る
  • ・組合員との日常のコミュニケーション力を高める
  • ・職場集会をまわす力を高める
  • ・職場委員・役員同士のチームワークを高める
 

ここからは、それぞれのテーマに合った研修をご紹介します。

 
 

2.まずは「組合」と「職場委員の役割」を知ろう

 

初めて職場委員になった人の中には、「労働組合がどのような活動をしているのか」「職場委員として何をすればいいのか」が、まだ具体的にイメージできていない人もいます。

まずは組合活動の意味や職場委員の役割を知り、これから自分がどのように組合活動に関わっていくのかをイメージできるようにすることが、新任職場委員育成の第一歩です。

 

組合活動を知ろう

■ 講座名「組合活動シミュレーションゲーム UNION QUEST」

ボードゲームを通じて1年間の組合活動を役員として疑似体験できる研修です。

講義を聞くだけではイメージしにくい組合活動の流れや仲間との協力について、楽しみながら理解を深めたい場合におすすめです。

 
 

職場委員の役割を知ろう

■ 講座名「職場での組合活動の進め方」

職場委員として、職場でどのように組合活動を進めていけばよいのかを学びます。

「職場委員になったけれど、具体的に何をすればいいの?」という新任職場委員の不安解消にもつながります。

 
 
 

3.組合員との日常のコミュニケーション力を高めよう

 

職場委員の活動というと、職場集会やアンケート、情報伝達などを思い浮かべるかもしれません。

しかし、必要なときだけ組合員に声をかけても、なかなか本音を話してもらえないことがあります。

組合員の声を日頃からキャッチするためには、普段から声をかけたり、話を聴いたりしながら関係性をつくっていくことが大切です。

コミュニケーション研修にもさまざまな種類があります。育成したい力に合わせて選んでみましょう。

 

組合員に自ら声をかけ、対話する力を高めよう

■ 講座名「組合員との対話力向上セミナー」

「組合活動の用事があるときだけ声をかける」のではなく、普段から組合員を観察し、会話し、対話するための方法を学びます。

職場委員として自分から組合員に働きかけ、日常的な関係づくりができるようになってほしい場合におすすめです。

 
 

「この人なら話せる」と思われる安心感を高めよう

■ 講座名「対人安心力向上セミナー」

組合員に悩みがあっても、「この人に話して大丈夫だろうか」と思われてしまえば、相談にはつながりません。

この研修では、「この人ならちょっと話してみよう」と思ってもらうための日常のコミュニケーションや、相談初期の対応について学びます。

 
 

笑顔を生み出すコミュニケーションで、人間関係を深めよう

■ 講座名「バラエティ現場から学ぶ!笑撃ビジネスコミュニケーション術」

一流芸人が実践しているコミュニケーション術をヒントに、笑顔や共感を生み出し、人間関係・信頼関係を築く方法を楽しく学びます。

堅い研修ではなく、参加者同士で楽しみながらコミュニケーション力を高めたい場合にもおすすめです。

 
 

組合員の声を聴く力を高めよう

■ 講座名「相手の心に寄り添う傾聴講座」

組合員の不満を聴いたり、悩みの相談を受けたりすることも、職場委員の大切な役割です。

相手の話をただ「聞く」のではなく、気持ちに寄り添いながら「聴く」ための考え方やスキルを身に付けます。

 
 
 

4.職場集会をまわす力を高めよう

 

職場委員になると、組合員が集まる場で説明したり、意見を聞いたり、話し合いを進めたりする機会も増えてきます。

しかし、新任職場委員にとって、人前で話したり、多くの人から意見を引き出したりすることは簡単ではありません。

職場集会を「執行部からの情報を伝えるだけの場」にせず、組合員が意見を出し、話し合える場にしていくためのスキルも身に付けておきたいところです。

 

職場集会の進め方とまわすコツを知ろう

■ 講座名「職場討議・集会の進め方」

職場討議や職場集会をどのように準備し、進行すればよいのかを学びます。

初めて職場集会を担当する人や、「集会を任されたけれど、どう進めればいいのか分からない」という新任職場委員におすすめです。

 
 

組合員の意見を引き出す力を高めよう

■ 講座名「ユニオンファシリテーション」

職場集会や話し合いの場で、一部の人だけが話すのではなく、参加者から意見を引き出し、議論を進めていくためのファシリテーションを学びます。

組合員が参加しやすく、意見を出しやすい場をつくりたい場合に役立ちます。

 
 

組合員に伝える力を高めよう

■ 講座名「人の心を動かす話し方とプレゼンテーション術」

職場委員には、組合員の声を聴くだけでなく、組合活動の内容や考えを分かりやすく伝える力も必要です。

相手をひきつけ、協力や参画につなげるための話し方・プレゼンテーションのポイントを学びます。

 
 
 

5. 職場委員・役員同士のチームワークを高めよう

 

職場委員の活動は、一人で完結するものではありません。

ほかの職場委員や執行部と連携しながら、職場の課題を考え、活動を進めていくことも大切です。

新しいメンバーで活動をスタートするタイミングでは、お互いを知り、一緒に考え、チームとして活動するための土台をつくる研修を取り入れるのもよいでしょう。

 

役員同士の一体感を高め、チームで活動する力を身に付けよう

■ 講座名「ユニオンチームビルディング」

労働組合の目的や役割について考えながら、ゲームやワークを通じてチームワークを学びます。

新体制のスタート時など、役員同士の一体感を高め、これからチームとして活動していくための土台をつくりたい場合におすすめです。

 
 

チームで課題を解決する力を高めよう

■ 講座名「協働ゲームで学ぶ! 労働組合の意義と機能 ~みんなで村の危機を救おう~」

「村に起こった危機をどう解決するか」をチームで考えるゲームを通じて、仲間と話し合いながら解決策を考えることを体験します。

楽しみながら労働組合の意義や機能を理解するとともに、自分たちで課題について考えるきっかけをつくる研修です。

 
 

お互いを知り、相互理解を深めよう

■ 講座名「ワークグラム®」

一人ひとりの「喜び・関心」に目を向け、自分自身について知るとともに、参加者同士がお互いを知るきっかけをつくります。

新しいメンバー同士の関係づくりや、それぞれの個性を活かした組織づくりにつなげたい場合におすすめです。

 
 
 

新任職場委員研修は「知る」だけで終わらせないことが大切

 

新任職場委員研修というと、「労働組合とは何か」「職場委員にはどのような役割があるのか」といった基礎知識を伝えることに目が向きがちです。

一方で、実際に活動が始まれば、組合員に声をかける、話を聴く、意見を集める、職場集会を進める、ほかの役員と協力するといった場面が出てきます。

 

そのため、新任職場委員の育成では、

「組合や役割について知っている」から、「職場で実際に活動できる」へ。

という視点で研修を考えることが大切です。

 

すべてを一度に学んでもらう必要はありません。

 
  • 「まずは職場委員としての役割を知ってほしい」
  • 「組合員への声かけを増やしてほしい」
  • 「職場集会でもっと意見を引き出せるようになってほしい」など、
 

今、職場委員に何を学んでもらいたいのかを考え、目的に合った研修を選んでみてください。

 

「自組織にはどの研修が合っている?」「新任職場委員の育成をどう進めればいい?」など、研修選びにお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。